RTX 2080 TiでAIは動く?実測:毎秒65–71トークン
はい。NVIDIA RTX 2080 Ti(11 GB)とRAM 128 GBを搭載したデスクトップPCで、Gemma 4 E4Bは毎秒65–71トークンで書き出しました。読むより速く答えが出てきます。
実際の使用感
| 作業 | このPCでの時間 |
|---|---|
| 普通の回答を書く(400トークン) | 6 秒 |
| 渡した長い文書を読む(5,000トークン) | 3–4 秒 |
| 画像を作る(512×512) | 8–9 秒(初回:83秒) |
このPCで計測した速度から算出しました。時間は長さ÷速度で、実際の回答では書き始めるまでに少し時間もかかります。目安として、英語の場合、多くの人が読む速さは1秒に約4語です(Brysbaert, 2019)。日本語ではトークン数と文字数の関係が一定ではないため、ここでは換算していません。400トークンの回答は、読むだけでもそれなりに時間がかかります。
計測結果
書き出しは、AIが回答を打ち出す速さで、1秒あたりのトークン数で表します。トークンは単語の断片です。読み込みは、渡したもの(質問、貼り付けた文章、PDF)を取り込む速さです。AIは多くのトークンを一度に読めますが、書くときは1つずつなので、読み込みは常に書き出しよりずっと速くなります。
| 項目 | 実行場所 | 結果 | 計測方法 |
|---|---|---|---|
| Gemma 4 E4B | グラフィックボード | 65–71 トークン/秒 書き出し · 1,380–1,800 読み込み | 2026年10月14日 1 |
| Gemma 4 E4B | グラフィックボード | 75.6 トークン/秒 書き出し | 2026年10月14日 2 |
| Gemma 4 E4B | CPUのみ | 13.5 トークン/秒 書き出し | 2026年10月14日 2 |
| 画像(512×512) | グラフィックボード | 8–9 秒 (初回は読み込み中のため83秒) | 2026年10月12日 3 |
各数値の計測方法:計測方法の詳細
- GreenCube 0.1.44での実際のチャット:100トークン以上のすべての回答の速度を、アプリのログから読み取ったもの。範囲は最も遅い1割と最も速い1割を除いています。
- GreenCube 0.1.44自身の速度テスト。起動時にグラフィックボードとCPUのどちらを使うか選ぶために実行し、それぞれで短い回答を1回書き出します。
- GreenCubeの画像エンジン(Z-Image Turbo)、512×512ピクセル、8ステップ。クリックから画像の完成までを計測。
複数回計測したものは範囲で示しています。同じPCでも、回ごとに速度が少し変わるためです。
その意味
仕事をするのはグラフィックボード
同じPC、同じAI(Gemma 4 E4B)で、CPUのみでは毎秒13.5トークン、グラフィックボードでは毎秒75.6トークン、約5.6倍の速さです。グラフィックボードはゲームのために何千もの小さな計算を同時にこなすよう作られていて、AIの実行もほとんどが同じ種類の計算です。GreenCubeは起動時に両方の速さを測り、速いほうを使います。
AI全体がカードに収まる
Gemma 4 E4Bは4.2 GBのファイルで、カードには専用のメモリ(VRAM)が11 GBあります。全体が収まり、会話用の余裕も残るので、カードがPCの他の遅いメモリを待つことがありません。これがこの速さの一番の理由です。
大きいGemma 4 12B
動くはずです。Gemma 4 12Bは6.4 GBのファイルで、このカードは11 GBあるので、長い会話の余裕もあります。このカードではまだ計測していません。
画像
はい。画像1枚(512×512)の生成時間はグラフィックボードで8–9 秒 (初回は読み込み中のため83秒)でした。画像には約6 GBの専用AIを使い、チャットの回答よりはるかに多くの計算をするので、ここではグラフィックスの差がさらに大きく出ます。
他との比較
Gemma 4 E4Bで計測した8台のPCのうち、このPCの書き出し速度は1位です。RX 5700 XTは毎秒63–72トークンなので、このPCもほぼ同じ速さです。
テストに使ったPC
実験室のマシンではなく、実際のテスターが普段どおりに使っている自分のPCです:
- デスクトップPC
- グラフィックス: NVIDIA RTX 2080 Ti
- グラフィックスメモリ(VRAM): 11 GB
- RAM: 128 GB
- CPU: 32 スレッド
自分のPCを確認する
自分のPCの構成がわからない?30秒で確認できます:
- Ctrl + Shift + Escを押して、タスク マネージャーを開きます。
- パフォーマンスを開きます。
- メモリをクリック:右上の数字がRAMです。
- GPUをクリック:右上の名前がカード名で、専用 GPU メモリがVRAMです。専用メモリのないIntelやAMDのグラフィックスしか表示されない場合は、独立したカードはありません。
次に、全体の表でいちばん近いカードを探してください。同じカードでもVRAMが多ければ大きいAIが収まり、同じ容量なら新しいカードのほうがたいてい速く動きます。
計測した他のPC
- RX 5700 XT: 63–72 トークン/秒 (Gemma 4 E4B)
- RTX 5060: 56 トークン/秒 (Gemma 4 E4B)
- RTX 3060: 53–55 トークン/秒 (Gemma 4 E4B)
- RX 6600: 42–44 トークン/秒 (Gemma 4 E4B)
- GTX 1660 Super: 37–38 トークン/秒 (Gemma 4 E4B)
- GTX 1650: 約20 トークン/秒 (Gemma 4 E4B)
- Intel Core Ultra 5 ノートPC: 14–18 トークン/秒 (Gemma 4 E2B)
- RX 580: 10–11 トークン/秒 (Gemma 4 E4B)
- Intel Iris Xe ノートPC: 5–7 トークン/秒 (Gemma 4 E2B)
自分のPCでAIは動く? 10台すべてのPCを1つの表に。自分のPCでの使用感も。
よくある質問
RTX 2080 TiでAIをローカルで動かせますか?
はい。NVIDIA RTX 2080 Ti(11 GB)とRAM 128 GBを搭載したデスクトップPCで、Gemma 4 E4Bは毎秒65–71トークンで書き出しました。読むより速く答えが出てきます。
RTX 2080 TiでAI画像を作れますか?
はい。画像1枚(512×512)の生成時間はグラフィックボードで8–9 秒 (初回は読み込み中のため83秒)でした。
AIはRTX 2080 TiとCPUのどちらが速いですか?
カードのほうが圧倒的に速いです。CPUの毎秒13.5トークンに対し、カードでは毎秒75.6トークン、約5.6倍です。
RTX 2080 TiでGemma 4 12Bは動きますか?
動くはずです。Gemma 4 12Bは6.4 GBのファイルで、このカードは11 GBあるので、長い会話の余裕もあります。このカードではまだ計測していません。