グラフィックボードなしのノートPCでAI:Intelグラフィックスは役に立つ?
短い答え:チャットではほとんど変わりません。長い文章の読み込みでは少し速くなります。画像では大きく違い、4倍以上速くなります。
テスト
ノートPC 1台。Intel Core Ultra 5 125U、RAM 16 GB、グラフィックボードなしで、チップに内蔵されたグラフィックスだけです。電源につないだ状態で、同じAIをCPUとIntelグラフィックスでそれぞれ2回ずつ動かしました。2026年9月と10月です。
| 作業 | CPU | Intelグラフィックス | 差 |
|---|---|---|---|
| 回答の書き出し(Gemma 4 E2B) | 13.7–15.5 トークン/秒 | 14.4–14.5 トークン/秒 | ほぼ同じ |
| 貼り付けた文章の読み込み(Gemma 4 E2B) | 160–167 トークン/秒 | 203–211 トークン/秒 | 1.3×速い |
| 512 x 512の画像1枚 | 11分27秒 | 2分22秒–2分38秒 | 4×以上速い |
わかったこと
1. チャットの速さはチップではなくメモリで決まる
回答の書き出しは、ノートPCがAIをメモリからどれだけ速く送れるかで制限されます。CPUとIntelグラフィックスは同じメモリを共有しているので、書き出しの速さはほぼ同じになります。
2. 遅くなることさえある
古い小さいモデル(Phi-4 Mini)では、Intelグラフィックスでの書き出しが29%遅くなりました。一方、大きいモデル(Gemma 4 E4B)では26%速くなりました。同じノートPCで逆の結果です。スペックからは予想できないので、GreenCubeはあなたのノートPCで試して、速いほうを使います。
3. 本当に効くのは画像
画像生成は、グラフィックスチップが得意とする重い計算です。11分半が約2分半になりました。
あなたにとっての意味
チャットと勉強
16 GBのノートPCで十分です。読むより速く書き出します。
長いPDF
グラフィックスのほうが少し速く読み込むので、最初の答えが早く出ます。
画像
作れます。1枚約2〜3分。ゲーミングPCなら1分もかかりません。
バッテリー
テストでは、バッテリー駆動でも電源接続時でもチャットの速さはほぼ同じでした。
ゲーミングPCも含めた全体像は?PC10台の計測結果はこちら
よくある質問
内蔵グラフィックスでAIは速くなりますか?
チャットではほとんど変わりません。16 GBのノートPCでは、どちらでも回答は毎秒約14トークンで書き出されました。貼り付けた長い文章の読み込みは約1.3倍、画像生成は4倍以上速くなりました。
内蔵グラフィックスでAIが遅くなることはありますか?
あります。小さいモデルでは、Intelグラフィックスでの書き出しはCPUより29%遅くなりました。一方、大きいモデルでは26%速くなりました。モデルとノートPCによって違うので、GreenCubeはあなたのノートPCで試してから選びます。
グラフィックボードのないノートPCでAIは十分使えますか?
チャットと勉強なら十分です。16 GBのノートPCは、小さいモデルで読むより速く書き出します。画像も作れますが、1枚2〜3分かかります。